棒ノ折から長沢背稜へ

タカッキー

2009年02月09日 19:08

1年前は雪山でしたが、
今年は好天に恵まれました

第7回名栗U字連山
スーパートレイルラン
roadman71さんの紹介記事

名栗湖を囲む尾根を8時間以内で
戻ってくる28kmのレース

レースコースをトレースしたい

未踏破区間は・・
・棒ノ折~日向沢ノ峰(長沢背稜)
・長沢背稜~名栗山~蕨山
ピークは1,354mで日向沢ノ峰


今回の山行計画ルート
白谷沢(名栗湖)~棒ノ折~日向沢ノ峰(長沢背稜)~落合~白谷沢
制限時間は9:00~16:00(7時間)。日向沢ノ峰を13:00頃に折り返す・・

果たして・・・無事に完走できたか?

結果としては・・・

日向沢ノ峰を踏破できず・・

新秩父線鉄塔50号の目前でUターン


計画変更したルートを記録してみました・・

白谷沢(9:30)~棒ノ折(11:00)~山ナシ山(12:30)~鉄塔手前の小ピークで折り返し
~槇ノ尾山(大休憩)~仙岳尾根(13:50)~落合(14:45)~白谷沢(15:20)

山行記録: 時間約6時間 距離14km(直線) 標高差750m 
























①白谷沢(名栗湖)~棒の折山

駐車場到着が9:20過ぎ・・ オデッセイが1台だけ駐車してあった。
出遅れを挽回するため、急いで準備して9:30過ぎには出発



















登山口は風が強かったが、白谷沢に入ると風を感じない・・
前回娘と来たときと違いモノクロな感じで静寂・・

鎖場手前で汗が滴る・・、アウターを脱いてザックに引っ掛けた・・

 


林道に出たところの水場は工事していた
休憩中の工事関係者に挨拶して先を急ぐ・・
途中、枯葉で足首まで埋まりながらラッセル・・
  


そのうち、先行していた4~5人のパーティにゴンジリ尾根手前で追いつく・・
オデッセイのオーナーだった。ご年配の方々で「若いとパワーが違う」と声を掛けられた(笑)
ゴンジリ尾根では白谷沢を一望し、息を整え・・、急いで棒ノ折へ向かう



棒ノ折へは3回目だが、晴れたのは初めて
眺望が素晴らしい。よく行く日和田山もわかる(奥の尾根の右端:写真中央付近)
東屋には先客・・コーヒーを沸かしながら八ヶ岳の話をされていた・・


























   




②棒ノ折~日向沢ノ峰

ここからがこの山行のメインとなる・・
日向沢ノ峰までは、長沢丸山を含め、いくつかの小ピークがある。
地図に登山道は記されてないが、所々に標識はあってルートは確保できる。

日向沢ノ峰までは、基本的に痩せた尾根沿いを進んでいく
赤いテープや地図で尾根の形状を確認しながら現在位置を推測・・
とはいっても尾根に平行して林道が走っているので安心・・


槇ノ尾山 945m

山頂には仙岳尾根への案内標識がある。日向沢ノ峰までは5.1kmの表示
  


長尾丸山 958m

槇ノ尾山を下ると、すぐ下に林道が近づいてくる。
進行方向に蕨山なども見えてくて眺望がいい
緩やかな平らな場所では林道へも降りられる。そしてすぐに急な登りが始まる。


一度トレースがなく一瞬迷いそうになったが、小さな白い案内標識が丸山の山頂方向を示す
長尾丸山の山頂は長く伸びており、三角点も見つけた。
 


山頂を過ぎると急な下りで、張ってあるロープに使って降りることになる。

ここから先の尾根は更に痩せてくる。
途中、間伐された薄暗い杉林の中を通るが、トレースがないので、
目印の赤いテープを探す

前方に有間山が見えてきた・・
 


東京都側は杉が多く、間伐が丁寧に入っている。何だか安心する
林業の方が休憩時間 暖をとったらしき囲炉裏もあったりもする・・
また、皮を綺麗に削りとった目印の木も出てきた

時折、はっきりとしたトレースはなく、急な登りだったりする。
もう崖をよじ登っていく感じ

  



クロモ山(1,040m?) 山ナシ山(1,087m)

急な登りを終えると小ピーク・・ 特に標識はないが、木に赤いテープに張ってあり、
山の名前が書いてある クロモ山・・ 山ナシ山・・ 日向沢ノ峰は近い・・
このあたりから標高300mほどを急登するはず・・
 


山ナシ山を過ぎると、左手に電線(新秩父線)が良く見えてくる。
もう一つ先の小ピークを越えると鉄塔(新秩父線50号)に到達・・

風が強まってきた・・時折、突風!
思わず、痩せ尾根で危険を感じ、岩場にて風をやり過ごす・・

これまでは我慢できたが、そろそろ標高も考え、アウターを着ようとザックを降ろした・・


あれっ?!コロンビアのアウタージャケットがない!!!


落とした!どこで?

白谷沢からはザックを降ろしていないが、棒ノ折では手で触って引っ掛かっているのを確認した・・
どうやら軽く走ったりしたときに落としたのだろう


ジャケットを見捨て先へ進むか、それとも戻るか・・
戻っても、痩せ尾根と強風の中ではジャケットは吹っ飛んでるかもしれない・・


結局、折り返すことに・・ 無念


1時間ほど、戻ってみる・・

長尾丸山でも見つからない・・

林道に降りられる場所に戻ってきても見つからない・・


もう半ば諦めかけたそのとき・・


要救助、ジャケット発見
場所は槇ノ尾山の山頂付近・・
今日は私1人だったらしい!手元に戻りほっと一息


結局、この後、槇ノ尾山でザックを降ろして大休憩
汗だくになったインナーを着替え、コンビニで買ったおにぎりを頬張る

これまで行動食のフルーツグラノーラを摘んだくらい・・
やっぱり、おにぎりは美味しい


さて、帰りは・・ 槇ノ尾山から仙岳尾根へ下ることにする。
仙岳尾根を下っても途中で林道にぶつかる・・
林道から白谷沢に戻るか、それともこのまま落合まで下りきるか・・そのときまで決めよう

林道のすぐ上には、見晴らし台がある。
そこから眺めをしばし堪能

長尾丸山(写真中央)の奥には日向沢ノ峰(長沢背稜)・・
ココから距離にして5km先になる。
川苔山と標高は同じだが、手前の川苔山が大きく見える・・

























長尾丸山の尾根沿いには鉄塔(新秩父線50号)が見えた。
手前の痩せ尾根あたりで折り返したのだろうか・・
右の有馬峠方面にも新秩父線51号の鉄塔が見える・・
























 

こちらの方向には、子の権現、奥に高山不動尊あたりだろうか・・




③仙岳尾根~落合~白谷沢駐車場

林道に降りて、地図を片手にしばし検討・・
林道経由で白谷沢を下るか、それとも落合か・・
結局、もともとの計画は落合経由だったなので、そのまま尾根を下ることに・・
  

仙岳尾根の前半は防火帯のようで、これまでと違い、広くて歩きやすい
しかし、あまり人が入っていないようでトレースらしきものはない・・
時折現われる標識や目印が頼りなる

途中、この先を降りるんですか?という急坂も・・
ダイブ!そして滑り、転がる・・木の根に引っ掛かったらしい・・
思わず、下から上を見上げてみる・・

















   


尾根後半は、杉林の中を急降下する。
幅一尺ほどのトレースや赤い目印を見つけながら
かなりの斜度をジグザグに下っていく

大分、降りてきた・・
下に林道が見えてきた・・


登山口は、管理釣り場の中にある・・
客のいない釣り場を横目にみながら下界に着陸・・


落合は、去年の夏、蕨山からの着陸地点・・
そのときは気がつかなったが、名栗にも熊がでるらしい・・
棒ノ折付近でも去年12月に目撃情報があった・・
  

名栗U字連山・・これを8時間で周るなんて凄い・・と改めて実感

来月はリベンジ。当初の計画通り、日向沢ノ峰へ4時間を目指します
 




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